小泉大日堂の天井を見分

大般若会を翌日に控え、檀家や保存会役員の皆様による小泉大日堂の大掃除が行われると聞き、天井の様子をつぶさに見たいと思いお邪魔した。
『そのまんま語れる上田の民話30』にも掲載する「大日堂の蜘蛛」では、天井裏に潜んだ大蜘蛛を退治するために天井板を剝がし、そのままになっていると伝えられるが、今は天井が張られている。天井材の板は、周囲の柱や梁・板壁の材と全く異なり、新しさが際立つ。「小泉大日堂沿革」に直近の修理は1980年とあり、天井はその際に張られたのではと推測される。

2024年04月20日