2024年9月の民話学習

2024年9月14日(土)13:30~15:10
参加者9人
真田の「あずきとぎ」

【学習内容のまとめ】
表記「あずきとぎ」「アズキトギ」「小豆とぎ」「小豆研ぎ」… どれを選ぶかはその人の感性・日本語観

全国の共通項
同じ言い回し ♪ あずき研ごうか 人(子)取って食おうか ショキショキショキ ♬
棲家:川または橋の下…河原者・選民に対する怖れが生み出した話
小豆…祝い(ハレ)の物

日本語の特性
文末決定性…日本人の耳の良さに繋がる。「人の話をよく聞け」⇒最後まで聞かないと結論が見えない
リズム感…3・5・7・9の奇数(貴数)。節句(桃・端午・七夕・重陽)。※ヨーロッパは偶数・ソネット(14行詩)
     語りは、リズム感・音楽性を伴う。
     祭りは、芸能・音楽(祝詞・笛・太鼓・お囃子)によって神を讃えもてなし、神の恵みを期待する。

真田の「あずきとぎ」
対象が子ども
兄弟関係 4人兄弟:大きい兄ちゃん(8歳)・○・○・ふじちゃん(4歳)⇒全員年子… 想定しがたい。稲垣は大兄を10歳に変える。
みかん釣り…正月の遊び 話の中に取り入れずにはいられなかった住民性、真田地区の住民の感性が話の重点になっている。
時代は、大正末期か。

塩田平の民話・暮らし
山の暮らし:神道系…人の暮らしの匂い
平地の暮らし:仏教系…思考が根底
 神の信仰の原点=海(海人)…神の原形の概念は海外から⇒山(山人)・川…妖怪‟あずきとぎ”の発祥

2024年09月14日