2025年2月の民話学習
2025年2月15日(土)13:30~15:30
参加者7人
「山家神社」の名称と中世の被差別民の職種
【学習内容のまとめ】
「山家神社」(上田市真田町 長)の名称の所以
白山神社の流れを汲みながら、「白山」の名称を付さず「山家」と称したのはなぜか。他には類を見ない。
山家神社の所在する一帯は、「山家郷(やまがのさと)」と呼ばれている。
「山家」は、街中から見る偏見・差別意識が醸し出されているが、当地の人々は自らを誇りをもって称している。
被差別民を受け入れた白山神社と共通する素地があったのではないか。
「頼朝御証文」に見る弾左衛門が統治した被差別民の職種
長吏 座頭 舞々 猿楽 陰陽師 壁塗 土鍋師 鋳物師 辻目暗 非人 猿曳 弦差 石切 土器師 放下師 笠縫 渡守 山守 青屋 坪立 筆結 墨師 関守 獅子舞 蓑作り 傀儡師 傾城屋 鉢扣 鐘打 (湯屋風呂屋 人形舞)
彼らは、境界を彷徨い(移動・土地から離れる)、民話を伝え広めた人々である。