2025年3月の民話学習
2025年3月15日(土)13:30~15:10
参加者7人
白山信仰の祖 泰澄
【学習内容のまとめ】
泰澄の経歴
682年 麻生津(あそうつ)で生誕 津=港
702年 臥(ふせり)行者(能登島の小沙弥)が弟子となる ※船に越知山から飛鉢で喜捨を乞う
712年 浄定行者(出羽出身の船頭)が弟子となる ※船から越知山に米俵が飛鉢の後に付いて連なって飛ぶ
泰澄の出身地名(津)や二人の弟子の出身地・職業(船頭)、弟子入り時の関連物物(船)、すべて海に関わる
行者の定義
山岳信仰…道教の流れを汲む
行者=験者、呪術者 ⇒ 仙人(空を飛ぶ、不老不死、桃源郷に住む)
泰澄の父母は渡来人(朝鮮半島)
新羅に追われた百済や渤海の人々が大勢、日本海流に乗って日本海沿岸に押し寄せている
仏教が日本に伝来したのは530年代と言われれるが、それ以前3世紀頃から日本海沿岸に渡来人によって伝わっていた
縄文時代末期から水稲栽培が始まり、それまで神として恐れられていた山への信仰が水源として崇められ、山岳信仰の素地を作る
それらが融合し、山岳信仰に
958年 『泰澄和尚伝記』が浄蔵口述・神興記録によって著されるが、ほぼ想像による。弟子が二人きりということにも疑問が残る
泰澄について、ほぼ明らかになっていること
越の人、白山を開いた呪術者であり、「越の大徳」と呼ばれた
以降の伝説は事実ではない。