2025「春を呼ぶ 昔ばなし語りの会」
2025年3月25日(日)13:00~14:30
塩田の里交流館 とっこ館で、「春を呼ぶ 昔ばなし語りの会」を開催。
いつもより30分早めての開演だったため、遅れて見えた方もいて、ご迷惑をおかけしました。
12名の皆さんにお聴きいただきました。
演目・お話の内容は、以下のとおり。
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鳶の鉦たたき
白装束で善光寺詣りに行く人々を真似、自分も白装束に身を包み鉦を叩いて善光寺参りをする鳶。善光寺でお米の施しを受けるも、鳩に襲われる。
坂井 弘子
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テンジと山番
夜、八丈島の妖怪テンジが山番のところにきていたずらし、竹の手をぶった切られて山に逃げ帰るが、村が飢饉になったとき助けに来てくれる。
塚越 紗衣
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お月お星
仲のよい二人姉妹のお月とお星。継母はお月を憎み殺そうと企てるが、お星の機転で何度もお月は救われる。最後は石の唐櫃に入れられるが…。
金箱 陽子
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白山姫
土屋 叶実
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はないくさ
秋の日の京の都。白菊ばかり花摘みする子どもたちに腹を立てた女郎花の精が、他の花の精たちを引き連れ、白菊を散らそうとする。
市川 和枝
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柳女房
女房に先立たれた炭焼きが赤子を連れ山仕事をしていると、見慣れぬ女が現れ柳の木の下で赤子に乳をくれる。赤子は成人し嫁ぐが乳が出ない。‥
稲垣 勇一
お聴きいただいたみなさんからの感想です。
◦ 同じ自治会に語りをなさっている方がいらっしゃり、昔はよく聞かせていただきました。今は各地区の民話も研究なさっていると聞き、素晴らしいと感じました。昼食のせいだったのか心地良い皆様の声にうっとりしてすみません、少し眠ってしまったところもあり、一生懸命なさっている方に申し訳なく思いました。でも、それだけ語りの方が上手だったとも言えるのでは…!
◦ とっこ館で語りを聞かせていただくのは初めてでしたので、ステキな舞台で春を感じながら良いひと時を過ごさせていただきました。ありがとうございました。語り手の方との距離が近かったので、息づかいまで伝わってきて民話の世界に引き込まれました。
◦「鳶の鉦たたき」北信で長く住んでいましたので、善光寺の話はとても身近でした。語りがほっこりとした語り方でよかったです。
「テンジと山番」八丈島の方言をまじえた話でしたが、聞き入りました。
「お月お星」間の取り方がとても上手でした。長い話でしたが、ひきこまれました。せつない話でしたが、最後しあわせになりよかったです。
「白山姫」かわいい語りでした。
「はないくさ」花の語りで心が洗われました。
「柳女房」心にしみわたる語りで、しあわせな時間でした。
どの方の語りもしみわたる語りで、私は2回目でしたが、また聞きに来たいと思いました。ありがとうございました。
◦ 語りで情感がしみ入ってきます。「お月お星」では、可愛かったはずの娘をどうして殺そうとしたのか。最後は和解するとはいえ、そういうお話ができたのが不思議です。
「白山姫」素直でまっすぐの語り、よかったです。地域の楽しいお話でした。
お話を伺いながら、ストーリーが映像のように浮かんできました。語り手の方々の語り個性あり、お話のバリエーションあり。これからもたくさんの語りを聞くことができそうで楽しみです。
◦ 語りとして、各々の方の個性を楽しませていただきありがとうございました。この地方の昔ばなしも珍しく参考になりました。この次も参加したいと思います。楽しみです。
◦ 気が付くといつの間にか昔ばなしの世界に入っていました。いつも毎回本当に有難うございます。