2025年1月の民話学習

2025年1月18日(土)13:30~15:20
参加者9人
江戸時代における白山社と弾左衛門

【学習内容のまとめ】
参考文献 塩見鮮一郎著『弾左衛門とその時代』(河出文庫)
「弾左衛門」は一人の呼名ではなく、世襲による役職名。
穢多頭。江戸幕府から関八州・伊豆全域・甲斐都留郡・駿河駿東郡・陸奥白川郡・三河設楽郡の一部の被差別民を統轄する権限を与えられ、全国の穢多非人に号令を下す権限をも与えられていた。
江戸時代の被差別民の支配体系図に、町奉行・勘定奉行の支配する江戸浅草新町の組織として「弾左衛門役所」に連なる形で「白山社」が表記されている。
白山社のテーゼ「屠児(とじ)を排斥せず『濁穢(だくえ)不浄の輩(やから)を済度(さいど)する』」が、明確に示されている。…いつ・どのようにして獲得されたテーゼなのか? 今後深めたい。

2025年01月18日