6月の民話学習

6月10日(土)13:30~15:00
参加者9人
「縄文時代の原始信仰」

【学習内容のまとめ】
縄文の信仰
①ヒモロギ信仰<森> ➁イワクラ信仰<岩> ③カンナビ信仰<山> ④コトダマ信仰<言葉> ⑤ムスヒ信仰<霊>
ヒモロギ信仰は、麻と密接に結びついている。神社神道を象徴する幣(ぬさ)、神の衣服は麻を原料とする。縄文土器の縄目となる縄の原料も麻。麻は森に自生し、痺れ薬としても知られていた。
縄文時代の集落の成立要素は、➊食物の確保 ➋信仰の確保 であった。自然に対する畏敬の念は、縄文時代から生まれた発想。⇒日本人は、借景・枯山水など、自然を生活の中に取り入れている。
対して、弥生時代の成立要素は、これに、➌戦力 が加わる。縄文時代は、争う発想がない。三内丸山遺跡は1000年以上の歴史を持つが、外敵を防ぐような機構は存在しない。
縄文時代には火が用いられるようになったことで、革命的変化をもたらす。食物(肉)を煮・炊き・焼くことで、嚙む力が弱まり骨格(顎)をも変化させる。

古代日本の山と信仰
①三輪山と香具山 ➁葛城山と役行者 ③筑波山と富士山 ④降臨神話と高千穂峯 ⑤御岳山 ⑥出羽三山 ⑦高野山 ⑧立山 ⑨熊野詣 ⑩岩木山 ⑪恐山
「白山」は「ハクサン」「シラヤマ」二通りの読み方がある。「ハクサン」は朝鮮語が語源。「シラヤマ」は日本語。

2023年06月10日